"君の笑顔が僕のものになりますように"
祈りながら君に嘘を吐いた

すきです。

すいへいリーベぼくのふね
ななまがりシップスクラークか!

そんな僕に好きと返す君はなんてやさしい

わかってるよ。


必要のない嘘は僕をがんじがらめにする
黒く澱んだ空気
どうしてなんて言わせないでよ
愛してると言ったんだからから
愛してると言ってよ

独りよがりに餓えた獣
膝を抱えて





飢えをしのぐための獲物
折り重なって熱を分け合う
明日はきっと晴れるんだろう
君を待つ君を待つ君を待つ
君が好きです
大好きです


( わかってるわかってるわかってる
抱きしめあえばあうほどに寂しい
この人は私とはまったく別の人間だ
決して分かり合えない )


触れるだけのキス
愛してるんだってばこれって愛してる人としかしない
しないよね?
好きなんですけど
好きなんですってば
でも本当は好きじゃないんです
どうしたらいいですか?





どうしたらよかったんですか。





( そんなとき、あなたに出会いました。今まで出会った誰ともまったく似ていないのに泣き出しそうなほど懐かしいにおいのするあなた。やっとの思いであなたを抱きしめます。あなたは幸せだと言ってくれます。僕もとても幸せです。強く強く、深く深く心が結ばれていくのが分かります。背中に回された手を忘れてしまうほど長く抱きしめたあなたの身体を離すとき、僕の胸は寂しさに痛んだりしません。離れたって僕の心はあなたのそばにあって、あなたの心と溶けあっていることを、わかっているからです。あなたが好きです。大好きです。今度は嘘じゃありません。本当なんです。キスをして、いいですか。 )