処女から花嫁への移行





真昼に無邪気にじゃれ合って、触られたことのない場所を撫でられて、私の体液が付いたまま無神経に服を弄る手に欲情して。火が噴き出すみたいだ。渇いていく。

愛していると叫び出さなきゃ足りなくなる前に、代わりにあなたが欲しかった。あなたに奪われたかった。乱暴にめちゃめちゃに愛されたかった。
あなたを愛している。
愛している。

あなたの吐息がびっくりするほど熱い。腕を床に押し付けられる力が徐々に強くなる。真昼の情事。なんてはしたない。濡れたショーツを膝までおろされる。見られてるんだろうなぁ。お願い、見ないで。恥ずかしい。
愛している。あきれるほどひたむきに愛している。なにがなんだかもうわからないけど、愛している。

「いれていい?」
返事の代わりにただキスをした。
体内に異物が入る感触。快楽に直結している圧迫感。内臓が広げられてミシミシと音を立てたけど、私にしか聞こえなかったみたい。あなたは額に汗をにじませて、腰を振っている。