息をつくのすら儘ならない
眼と眼をあわせるだけの秘め事
視線の先からしずくがこぼれる
あたりを濡らしている

願いを超える光速の飛翔
ふりかえるあなた
ふりかえる僕
そんなに見たって愛し合えやしないよ
だってほら
神になりたいがために
熟れた果実をもいだろ
どこに違いがあるの
僕とあなたのおんなじ原罪

最後のお願いすら叶わない
望遠鏡でも届かないんだから
なんだっていいよ
声をきかせて
手を繋いで

だって僕
どこまでも欲深いんだ